【推しの子】4話感想!「役者」溺れる者は藁をも掴む?藁じゃない!アクア大活躍【2023春アニメ】

推しの子

こんにちは、たすです!

回を重ねるごとにトレンド入りするほど話題沸騰の【推しの子】、放送開始から現時点放送回までずっと面白さをキープしていますよね。

キャラデザがいいのはもちろん、徹底したリアルなキャラクターたちの内面や生々しい業界の現実などが「現代版ガラスの仮面」を感じます。

4話では、いよいよアクアが原作少女漫画「今日は甘口で」の実写ドラマに出演するのですが、前回ラストで「めちゃくちゃやってやるか」と宣言しています。

どんなふうにめちゃくちゃにしてくれるのか楽しみでした(笑)

それでは早速あらすじと感想を綴っていきたいと思います。

最後までどうぞお付き合いくださいね。

また、本記事には4話のネタバレが多く含まれておりますのでネタバレしたくない!という方はご注意くださいね。

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【推しの子】4話あらすじ

作品を少しでも良くしようと懸命に演じるかな。だが主演の酷い芝居や、それを是とする監督達に失望が募る。そんな中、アクアの演技が現場を一変させる…!

推しの子公式サイトより引用

【推しの子】4話感想!

エンタメの語られない部分

原作漫画ドラマ「今日は甘口で」の主演を務める有馬かな。

デビュー当時の子役時代は天才ともてはやされ、一度は天下を取ったはずなのに子役とはその「旬」が過ぎれば飽きられてしまうことが多いもの。

かなも子役の黄金時代を過ぎた後は「オワコン」と言われる始末…。

過去と現在の画像がまとめサイトに貼られてるのなんかリアルです。(だいたいアフターの方が悪意ある感じのところとか)

そんなかなは久々に主役級のドラマの仕事をつかみます。

このチャンスを逃したくはない…そんな藁をもすがる思いでアクアに出演を依頼し撮影に臨むのでした。

アクアが出ると言っても最終話のみなので、この作品への視聴者の評価はもう決まっていると言ってもいいほどの低評価です。

理由の大部分は基礎のできてない役者の演技ということになるのでしょうが、それでもまだ有馬かなはこの作品を諦めきれません。

それは自分の今後を考えたためだけじゃなく、原作へのリスペクトがあったからですね。

まだ手遅れじゃない。

作品の見せ場であるヒーローとストーカーの直接対決のシーン。ここが一番大事な部分。

きっと息を合わせてなんとかすれば…と体当たりで演技をするかなでしたが…。

メルト「オマエノカンガエソウナコトダ!」

棒すぎたー。

メルト「ヒトリニサセネーヨ!!」

無理だわ、無理。1人にさせてくださいw

こんなのとてもフォローしきれない…監督たちはなぜこんな演技をよしとするのか、演技はどうでもいいというのか?かなは疑問でいっぱいになるのも無理はありません。

そこでストーカーアクアが登場。

水たまりを踏む足音をうまく効果音に利用したり、「お前 そばで顔見るとブスだなぁ」「加工しないとこんなもんか」と、メルトを焚き付けるような煽りをしたり、殴られるフリのところでわざと当たりに行ったり…使えるものはなんでも使います。

アクア(ここは原作の名シーン。演出意図 構図 テンポ 全部に意味がある

これによってただのセリフ読みの現場が一気に「本物」の空気感にガラッと変わります。

現場監督がアクアのやることに合わせていくのが面白い。

誰だってクソ変なものを作りたくて作ってるわけじゃない、いいものはいい。そんな現場側の思いが垣間見れたのも、とても良い。

よくドラマやアニメの出演者さんが撮影で大変だったことをインタビューで答えてくれたりしますけど、こういう共演者との相性なんやかんやっていう部分は基本的に語られませんよね。

役者さんが本当に大変な部分って私たちには伝わらないし、伝えてはいけないのがエンタメですものね。

今後ドラマや映画を観るときに頭がよぎってしまいそうです。

エンタメ業界だけじゃなくて、人と関わる仕事の多くが「現場の空気を作ること」が一番重要なのかもしれないと思いましたね。

話を戻します。

物語ラストに訪れるヒロインの名セリフシーンのために、より怖くキモいストーカーを演じるアクア。

「それでも…それでも光はあるから…」

涙はかなの十八番ですからここはきっちり最高の涙と笑顔を見せてくれました;;

うーん、プロだ…。

かなの迫真の演技に驚きを見せるアクアの表情も良い…!

アクア、やってくれましたね〜。

監督がアクアの演技をそのまま使ってくれて、なんかちょっと嬉しそうなのも良かった!

そしてラストシーン。台本には「恋に落ちた乙女の顔」と書かれていて…かなの視線の先にはアクアがいる…のかな!?

完全に恋に落ちちゃった顔じゃないですか!

原作者の涙

メディア化するにあたって原作者の先生は過度な期待はしないようにと周囲からも言われていたそうですが…やっぱり魂を込めて描いた漫画ですから、原作とかけ離れたものになるのはキッツイですよね…。

1話を観た後の先生のガッカリしたような表情は思い出しても可哀想になってしまいました。

原作者「こっちが文句言える立場じゃない。メディア化経験のある漫画家はみんな言うよ。過度な期待は絶対するなって…どの漫画家も最初はああだったらいい、こうなった嬉しいって妄想して笑顔だけど、終わる頃には悲しい顔をしてる…メディア化ってそう言うもの…なんだけどさ」

まるで、自分にいい聞かせているような先生。

しかし、最後の有馬かな演じるヒロインの涙のシーンを見終わると、「ドラマ化受けて良かったって思えた」そう、笑顔になってくれたのでした…。

その後も最終回直後のSNSは大騒ぎ。

アクアは狭い界隈とか言ってましたけど、最終回を見ていた視聴者には間違いなくこの作品の評価が180度変わった瞬間でした。

さりげなくアクアに彼女の有無を確認するかながかわいい!

そして原作者の先生にお礼を言われるかなですが、これは役者冥利に尽きるというか、かなが誰よりこの作品をいいものにしたいという一点にかけていたのですから、役者としての大きな自信に繋がったと思います。

アクアは、原作者やかなだけじゃなくメルトや、この作品に携わる全ての人を救ったと言っていいでしょうね。

父親ではなかったP

鏑木勝也プロデューサーのタバコの吸い殻をDNA鑑定にかけたところ、アクアとは全くの他人だと言うことがわかりました。

まーここで父親判明だとあっさりしすぎですから、父親ではないだろうな〜とは思ってましたが!

父親でなくても自分の知らないアイの交友関係を聞き出すため、アクアは鏑木と新たな交換条件で取引をすることになりました。

その交換条件とは…「恋愛リアリティショーに出ること」です。

恋愛リアリティーショーといえば古くは「あいのり」にあたる番組ですよね?「あいのり」は好きでよく観ていました。

ドラマとは違った感じで、素の表情が見られるような錯覚のする番組ですよね。

アクアがまさかのリアリティーショーに参加…似合わない!!w

でも、アイを殺した犯人の手がかりのためならアクアに考える余地はありませんね。

なんていうか、アクアのアイに対する絶対の愛が悲しくも尊い…。

新キャラ続々登場〜!

いよいよアクアとルビーの高校入学式。芸能科のある学校ってワクワクしますよね〜。

有馬かなが出迎えてくれるのですが、緊張でいっぱいのルビー。

ドキドキしながら新教室の席につくルビー。

隣の席にはピンク髪と大きな胸(えちえちG!)、関西弁が特徴の超絶美少女寿みなみ(CV:羊宮妃那)ちゃん!

本人はノリだという関西弁ですが、エセとは思えないほど自然でほっこりはんなり〜。

それもそのはず、みなみちゃん役の声優さん羊宮さんは奈良県出身なので、みなみちゃんの関西弁はエセでなくてガチ関西弁ってことになりますね。

キャラデザすごい好みの子なのでこれからの出番が楽しみですっ!!

そしてほんわか系みなみちゃんとは対照的に、クールな美少女キャラの不知火フリル(CV:瀬戸麻沙美)も登場。

ルビーの興奮っぷりを見ると相当な売れっ子と思われます。月9ドラマで大ヒットで歌って踊れて演技もできるマルチタレントで美少女といえばほとんどの人が思い浮かべる人物だそうです。

そんなものっすごい有名人を前にしても「興味ない」と言うアクア。本当にアイ以外には興味ないんですね。

そのおかげで(?)特に物怖じせずフリルに話しかけるアクア。

フリルはアクアやみなみに認知されていたのですが、ルビーだけまだ何も活動していないため「頑張って」と言われる始末。

ルビー「みーやーえもーーん!早く私をアイドルにしてよぉぉぉ!!

みやえもんって…いいですねw

焦るルビーを優しく諭すミヤコさん、本当にいい人ですよね。ミヤコさんのファンになりそう。

アイドルグループを作るにしても、ルビー1人しかいない現状ではまだなんの活動もできません。

スカウトするにも、事務所に入ってないフリーの子でアイドル並みの可愛い子なんてそうそういない…。

アクア「フリーならいるじゃん。フリーランスで、名前売れてる割に仕事がなくって顔が可愛い子

ここで有馬かな!!

やっぱかなの可愛さは自信過剰なんじゃなくってアクアが認めるレベルで可愛いんですね!?

と言うことで4話はここでEDに入ります。(Get Wild現象!)

いいところで毎回EDが来るわけですね!これからの流れに含みを持たせる効果をもつ神EDサイコー!

【まとめ】

以上4話のあらすじと感想でした。

前回は現実がどんなに辛くても、みんな自分の居場所でもがいてる人たちが描かれていました。

今回の4話はその完結編という感じでアクアが色々な人を救う展開になっていましたね。

アクア…すごくないですか?

転生者っていうのもあるし、中身がおっさんで医者ってことを考えても凄すぎると思うのですが。

やはり最愛のアイを殺された復讐心が強すぎて、全ての原動力がそこに繋がっているんでしょうね。

だけど、単なる復讐ものっていうわけじゃなくって、ちゃんと人間の温かみや情がアクアにはあるのがありがたい。

シリアスな部分とほんわかする部分と笑える部分のバランスが非常に良い作品だと思いました。

早くルビーがアイドルとして活躍する姿も見たいですし、これからがますます楽しみな【推しの子】です!

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