こんにちは、たすです!
夏休み、いかがお過ごしでしょうか?
近年、アニメと言えば子供向けの、子供が観るものという認識は薄れてきていると思います。
表向き子供向けのアニメでも、大人が観ても面白い実況向けアニメですとか、考察が盛り上がる作品ですとか年齢関係なく楽しめる作品が増えたような気もします。
アニメを喜んで観ているメイン層は、子供よりも日々現実社会で仕事して生きる私たち大人世代だったりするのかもしれませんね。
今回は私が独断で厳選した、大人たちが楽しめるおすすめアニメ7作品をご紹介していきたいと思います。
どうぞ最後までお付き合いくださいね。
大人にこそ観てほしいアニメ厳選7作品!
大人が楽しめるアニメとは一体どんなアニメでしょうか?
大人が観ても世界観・設定がしっかりしている・ストーリーをじっくり楽しめる・感情を揺さぶられるそんな「良質アニメ」のことではないでしょうか。
1 カウボーイビバップ

あらすじ
[位相差空間ゲート]によって短時間で惑星間を航行できるようになり宇宙時代を迎えていた未来の太陽系。
賞金の掛かった犯罪者を追って宇宙を飛び回る、通称“カウボーイ“と呼ばれる賞金稼ぎが生業のスパイクとジェットは元マフィアと元警官。記憶喪失の上に莫大な借金を背負っている謎の女フェイ、野生児のような天才ハッカーのエド、人間並みの知能を持つデータ犬アインが加わって4人と1匹が惑星間航行船ビバップ号で奇妙な共同生活を送ることになる。
カウボーイビバップ公式より引用
http://www.cowboy-bebop.net/world/index.html
基本情報
制作年 | 1998年 |
企画 | サンライズ |
原作 | 矢立肇 |
監督 | 渡辺信一郎 |
シリーズ構成 | 信本敬子 |
キャラクターデザイン | 川元利浩 |
メカニカルデザイン | 山根公利 |
セットデザイン | 今掛勇 |
音楽 | 菅野ようこ |
感想
この作品はサンライズオリジナルアニメです。ストーリー・世界観・キャラクター全てが心地よく、自然とカウボーイビバップの世界に惹き込まれました。
第一印象は「音楽がかっこいい」ということです。音楽の良さがアニメの心地良さに直結しているんだと思います。音楽全般を担当しているのは菅野ようこさんと知って納得ですよね。
スパイクとジェットの会話も心地よく、いちいちかっこいいんですけどキザじゃないんです。
「大人同士の会話」で直接的な表現を使わずに「あ、そういうことか」と思わせるのがうまい。
アクションが重厚に描かれていてシリアスシーンとのメリハリも良く、宇宙近未来が舞台の世界でありながら設定にブレがないので破綻もないのですんなりとストーリーは入ってきます。
1998年のアニメ作品なので作画は現代のものと比べると年代を感じます。が、その作画がカウボーイビバップには合っているのでしょうね。
作品自体の古臭さなどは感じられず、今観ても色褪せない作品だと思いました。サンライズ、さすがですね。
2 キノの旅

あらすじ
ひとつの国に3日間だけとどまるルールを決めたキノ達。それぞれの「国」に暮らす人々の「日常」の中に「旅人・キノ」という「非日常」が入り込むことで生じる小さな波紋。だがそれは、実は「日常」をゆるがすほどの大きな事件だったりする。キノ達は旅の途中で何を見て、そこで出会った人々の心に何を残すのか?
dアニメストア「キノの旅」ページより引用
基本情報
制作年 | 2003年(1期)2017年(2期) |
原作 | 時雨沢恵一 |
監督 | 中村隆太郎 |
脚本 | 村井さだゆき |
プロデュース | GENCO |
キャラクター原案 | 黒星紅白 |
キャラクターデザイン・作画監督 | 須賀重行 |
美術監督 | 番野雅好 |
撮影監督 | 大庭直之 |
編集 | 今井剛 |
音響監督 | 鶴岡陽太 |
音楽 | 酒井良 |
感想
「キノの旅–The Beautiful World–」は原作が小説で、2003年と2017年にテレビアニメ化されています。
キノがモトラドのエルメスと旅をしながら、さまざまな国で、さまざまな人間たちと出逢います。
ところかわればルールも常識も違う国々を見ていくのは、まるでキノたちと一緒に旅に参加しているみたいですごく楽しいのです。
大人になれば、住むところも働くところも決まっている私たちは旅へ出ると言ってもせいぜい長くても1週間以内でしょう。
キノの旅には終わりはありません。いつかは終わるのかもしれないけれど。
ひと所に留まらないで、あくまでも旅人で居続けようとします。
ほのぼのとした作品のイメージですが、結構キノの毒舌スパイスが効いていて面白いです。
白黒つけない大人としての柔軟な生き方、自由な生き方をキノの旅から学んだ気がします。
アニメを観終えた後は、良質な小説本を読んだような感覚になります。
3 メイドインアビス

あらすじ
隅々まで探索されつくした世界に、唯一残された秘境の大穴『アビス』。どこまで続くとも知れない深く巨大なその縦穴には、奇々怪々な生物たちが生息し、今の人類では作りえない貴重な遺物が眠っている。「アビス」の不可思議に満ちた姿は人々を魅了し、冒険へと駆り立てた。そうして幾度も大穴に挑戦する冒険者たちは、次第に『探窟家』と呼ばれるようになっていった。アビスの縁に築かれた街『オース』に暮らす孤児のリコは、いつか母のような偉大な探窟家になり、アビスの謎を解き明かすことを夢見ていた。そんなある日、リコはアビスを探窟中に、少年の姿をしたロボットを拾い・・・?
メイドインアビス公式より引用
http://miabyss.com/intro.html
基本情報
制作年 | 2017年(第1期) 2022年(第2期) |
原作 | つくしあきひと |
監督 | 小島正幸 |
シリーズ構成 | 倉田英之 |
脚本 | 倉田英之 小柳啓伍(第1期) |
キャラクターデザイン | 黄瀬和哉 黒田結花(第2期) |
音楽 | Kevin Penkin |
アニメーション制作 | キネマシトラス |
感想
この作品は原作のつくしあきひと先生曰く「しかけ絵本として発売するはずだった」とのことです。
ファンタジー感あふれる可愛らしいキャラクターとは裏腹に、自然界の厳しいルールやリアルで緻密な世界観、複雑な考察が楽しめるストーリーを見るに完全に大人向けの作品だと思いました。
しかし、この作品は「社会という未知への冒険」に出る前に覚えておきたい大切なことが随所に描かれていて、「これは子供にこそ観てもらいたい作品なのでは」と私は思っています。
メイドインアビスは子供騙しのアニメではありません。確かに、グロい描写も所々ありますので、親が子供に観せる際は説明や注意が必要ですが…。
それでも世界は残酷ゆえに美しい。生きるということは何か。
大人になって忘れがちですが、子供の未知への探究心や憧れは凄まじいものです。
予想のつかない展開、この後何が起こるかわからないワクワク感がまさに冒険そのものです!
4 シュタインズ・ゲート

あらすじ
舞台は2010年夏の秋葉原。厨二病から抜け出せない大学生である岡部倫太郎は、「未来ガジェット研究所」を立ち上げ、用途不明の発明品を日々生み出していた。だが、ある日、偶然にも過去へとメールが送れる「タイムマシン」を作り出す。
世紀の発明と興奮を抑えきれずに、興味本位で過去への干渉を繰り返す。その結果、世界を巻き込む大きな悲劇が、岡部たちに訪れることになるのだが…悲劇を回避するために、岡部の孤独な戦いが始まる。
果たして彼は、運命を乗り越えることができるのか⁉︎
シュタインズ・ゲート公式より引用
http://steinsgate.tv/story/index.html
基本情報
制作年 | 2011年 |
原作 | 5pb./Nitroplus |
監督 | 佐藤卓哉 浜崎博嗣 |
シリーズ構成 | 花田十輝 |
キャラクター原案 | Huke |
キャラクターデザイン/総作画監督 | 坂井久太 |
アニメーション制作 | WHITE FOX |
プロップデザイン | コレサワシゲユキ(デジタルノイズ) 中村和久 |
未来ガジェットデザイン原案 | SH@RP |
美術設定 | 金平和茂(草薙) |
美術監督 | 衛藤功二 |
音響監督 | 藤山房伸 |
編集 | 後藤正浩 |
撮影監督 | 中村圭介 |
音楽 | 阿保剛 村上純 |
製作 | 未来ガジェット研究所 |
感想
本作品はタイムリープものであり、数々の世界線を行き来する設定だったり、綿密に張り巡らされた伏線が多く考察ものとして高い評価を得ています。
最後まで視聴すると実は第一話から多くの伏線が用意されていたことに驚きます。
じっくりと考察を楽しみたいという方には必見のアニメですね。
序盤・中盤・終盤とストーリーが進むにつれてシリアス展開になっていく様子も圧巻ですので最初の印象だけで見るのをやめてしまった人にはぜひ、最後まで観ていただきたいです!
一度最後まで観てからもう一度最初から見始めるとたくさんの事に気がつくするめアニメだと思いますよ。
5 岸辺露伴は動かない

あらすじ
「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」に登場する漫画家・岸辺露伴が、漫画のネタ集めのために訪れた先で見聞きした奇妙な見聞録集。
ジョジョの奇妙な冒険公式より引用
https://jojo-portal.com/anime/rohan/
基本情報
製作年 | 2017年〜 |
原作 | 荒木飛呂彦 |
監督 | 加藤敏幸 |
脚本 | 加藤敏幸 |
キャラクターデザイン | 石本峻一 |
音楽 | 菅野祐悟 |
アニメーション制作 | david production |
感想
ジョジョの奇妙な冒険のスピンオフの本作品は、岸辺露伴という漫画家の身の回りで起きる事件などを描いています。
妖怪だったりスタンドだったりが出てくるのですが、リアリティがあり観ていてゾクっとするような怖さがありますね。
ホラーとサスペンスとファンタジーが混ざったような不思議な作品で、その徹底されたリアリティの追求によりストーリーが重厚なものとなっています。
岸辺露伴自体が個性的すぎるキャラクターなので、編集者の泉京香との掛け合いだけでも面白い!
日常に潜む、非日常を堪能したいという方におすすめです。
6 ハイスコアガール

あらすじ
俺より強いGIRLに会いに行く──。
「ポリゴン」って何?食えんの?そんな2D全盛期だった古き良き格ゲーブーム到来の1991年。ヤンキーとオタクとリーマンが蔓延る場末のゲーセンに、彼女は凛として座していた──。
主人公ハルオを通して描かれる‘90年代アーケードラブコメディー!
ハイスコアガール公式より引用
http://hi-score-girl.com/story/
基本情報
製作年 | 2018年(第1期)2019年(第2期) |
原作 | 押切蓮介 |
監督 | 山川吉樹 |
シリーズ構成 | 浦畑達彦 |
キャラクターデザイン | 桑波田満 |
音楽 | 下村陽子 |
アニメーション制作 | J.C.STAFF |
製作 | ハイスコアガール製作委員会 |
ゲーム収録 | 高田馬場ゲームセンター ミカド |
ゲーム考証・監修 | 石黒憲一 |
感想
「ハイスコアガール」は主人公の矢口春雄とヒロイン大野晶の同年代である大人の方にこそ、楽しんでもらえる作品ではないでしょうか?レトロ感とノスタルジーを感じる…!
ゲーセンで「ストⅡ」の技術を磨き合う二人、ライバルのような関係から同士となりやがて恋愛感情が芽生えるというなんとも甘酸っぱいラブコメディです。
小学生編から高校編まで描かれていて、春雄の成長や大野晶のヒロインとしての堂々とした存在感、中学生編から登場の日高小春の切ない片思いなど、忘れてた感情と記憶にキュンとなること間違いなし!
春雄がクズだとか言われることもありますが、どっちつかずってわけではないと思うんですね。春雄の心にはずっと大野晶という存在がいました。
最終回は今までのモヤモヤが全部解放されてとても清々しいエンドとなっていますのでこちらも昔を懐かしむ大人の方に見ていただきたい作品です。
7 ヴァイオレット・エヴァーガーデン

あらすじ
感情を持たない一人の少女がいた。彼女の名は、ヴァイオレット・エヴァーガーデン。戦火の中で、大切な人から告げられた言葉の意味を探している。戦争が終わり、彼女が出会った仕事は誰かの想いを言葉にして届けること。
──戦争で生き延びた、たった一人の兄弟への手紙
──都会で働き始めた娘から故郷の両親への手紙
──飾らないありのままの恋心をつづった手紙
──去りゆく者から残される者への最期の手紙
手紙に込められたいくつもの想いは、ヴァイオレットの心に愛を刻んでいく。これは、感情を持たない一人の少女が愛を知るまでの物語。
http://tv.violet-evergarden.jp/introduction/
基本情報
製作年 | 2018年 |
原作 | 暁佳奈 |
監督 | 石立太一 |
シリーズ構成 | 吉田玲子 |
キャラクターデザイン | 高瀬亜貴子 |
音楽 | Evan Call |
アニメーション制作 | 京都アニメーション |
製作 | ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会 |
感想
「京アニの本気」と呼ばれるだけあって、とにかくアニメーションが美しい…世界が美しい…。
物語最初は悲しい物語に見えます。ちょっと暗い印象を持つのは主人公ヴァイオレットの背景がそう感じさせるのだと思います。
軍隊で生きるしかなかったヴァイオレットに愛する気持ちを教えてくれたギルベルト少佐がいないのですが、自動手記人形としてさまざまな人の想いに触れることで段々と愛を知っていくという感情の内面から揺さぶってくるストーリーです。
ギルベルト少佐に告げられた「愛してる」の意味をひたむきに探すヴァイオレットの姿に、人を想い続けることの尊さを感じずにはいられません。
じんわりとした温かさのある本作品は、泣けるアニメとしても高い評価を受けています。(特に第10話)
日頃泣くことを忘れている、思いっきり泣きたいという方にもおすすめのアニメですよ。
【まとめ】
いかがでしたか?
大人になると一度観た作品の見方も評価も変わったりして、何度でもアニメや漫画って楽しめるから不思議です。
色々経験してきた大人だからこそ、登場するキャラクターの背景などに目が止まったり、深く考えさせられてしまうこと、共感することも出てきたりしますよね。
あんなに苦手だと思っていたキャラクターも、大人になってみてみれば「こんなにいい奴だったんだ」と思うこともしばしばあったりしますね。
アニメを純粋に楽しんで消化していた子供時代よりも、自分の人生に当てはめながら自分なりの見方ができる大人になった今の自分はもっとアニメを楽しめるような気がしています。
今回は大人に観てほしい7作品でしたが、まだまだ紹介したいアニメはたくさんあるので、さまざまなテーマでこれからご紹介していけたらな〜と思っています!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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