こんにちは、たすです!
2022年7月6日に【メイドインアビス】のアニメ2期「烈日の黄金郷」1話が放送されました!『待ちに待っていた』、『待ちきれなかった!』という方も多かったのではないでしょうか?
SNSでもかなり高い評価の声が聞こえていますよね。筆者もついこないだ2期のために1期を初めて視聴したのですが「なんでもっと早くに観ておかなかったんだ・・・」と後悔するほど面白かったです。
前回の記事では、まだ【メイドインアビス】をご覧になったことのない方向けに「ネタバレ無し」でお届けしましたが、今回は2期へのおさらいも兼ねて、アビスの構造や呪いの秘密などについてまとめてみました。
ネタバレを見たくないよ〜という方は、本記事はネタバレを含みますのでご注意くださいね。
それではどうぞお付き合いくださいね。
【メイドインアビス】アビスの呪いの正体は?
この物語の舞台となるのが大穴「アビス」です。アビスに魅せられた人々によって大穴を取り囲むように家が建てられて段々と街になっていきました。この街が主人公のリコたちが住む「オース」です。
なぜ人々は危険を顧みずにこの大穴「アビス」に潜っていくのでしょうか?
アビスには一体何があるというのでしょう。また、「アビスの呪いの正体」は何なのでしょうか?
詳しく解説していきたいと思います。
「アビス」とは?
「アビス」とは、南海べオルスカの孤島の直径約1000メートルの巨大な縦穴のことです。
その深さは未だ分かっていないものの、推定20000メートル以上とされています。
地上から、深界一層、深界二層、深界三層・・・というように層が分かれており現在までに判明しているのは深界七層までです。
リコたちは七層のさらに下、深界極点と呼ばれる「奈落の底」を目指して冒険しています。
アビスは、地上とは全く異なる生態系があり、独自の成長をしてきました。
奇妙奇怪、多種多様な生き物がいますが名前がついているものは1割もいないのだそうです。
人を襲う危険生物もたくさんいますが、リコたちは生きるためにこの危険生物を選び、討伐し、調理してたくましく日々の糧にしています。
また、大穴アビスで採れる古代の遺跡「遺物」などアビスは謎に包まれており、その全貌は解明されていません。
アビスの呪いとは?
アビス内部で下に降りる分には全く問題はないのですが、下から上に上がるときに人間の体によくない作用が現れます。
これが「アビスの呪い」であり、「上昇負荷」とも言われています。
探窟家が人である以上、この呪いから逃れる術はありません。
よくない作用というのは高山病のようなものに近く、軽い症状で吐き気やめまい、頭痛といった症状が見られます。
重い症状ですと、意識混濁や全身から流血や死に至るものもあり、これが探窟家たちの旅を阻む致命的な要因と捉えられています。
なぜ上昇負荷が起こるのか?
この上昇負荷はなぜ起こるのか、実態は明らかになってはいません。
現在判明しているのは「力場」と呼ばれる特殊な性質がアビス内部にはあると言われています。
この力場には薄い膜のようなものが何重にも重なっていて、上から下へ行く分には全くの無害です。
しかし、下から上へ行く時、薄い膜のような膜を突き破るイメージで上がっていくと、その抵抗力のせいで力場は人体へダメージを与えてしまいます。
「力場」とは地下世界に光を運び、同時に観測を阻む奈落の秩序と正体を頑なに守り続ける正体不明のもので、縦穴をくまなく満たすアビスの血液なのです。
力場は縦穴に近ければ近いほど強く、アビスの端の方は力場が弱くなっているようです。
普通の人間には力場を視ることはできませんが、アビスの原生生物は力場を視ることや察知する能力を持っていることもあるそうです。
アビスの呪いの正体は、この「力場」のことなのです。
各階層の上昇負荷まとめ

- 第一層・・・軽いめまいと吐き気
- 第二層・・・重い吐き気と頭痛
- 第三層・・・平衡感覚の異常に、幻覚と幻聴が伴う
- 第四層・・・全身に走る激痛と、穴という穴からの流血
- 第五層・・・全感覚の喪失とそれに伴う意識混濁、自傷行為
- 第六層・・・人間性の喪失もしくは死
- 第七層・・・確実な死
第七層以深は現状未確認のため不明です。
【メイドインアビス】各階層まとめ
二度と戻れないと分かっていても、アビスへの探究心という強い憧れは人々を惹きつけて止まりません。
多くの探窟家たちが挑むアビスとは一体どんな場所なのか、深界一層からリコたちの冒険の足跡と共に振り返ってみましょう。
冒険の始まりの街「オース」

南海の孤島に約1900年前に発見された直径1000メートルの大穴「アビス」を取り囲むようにして作られた街。
すり鉢状で大穴に密接するようにたくさんの家が立ち並んでいます。島の外周は海で囲まれています。
地域は北区、南区、東区、西区、中央区の5つの区域に分けられており、リコたちが生活しているベルチェロ孤児院は西区にあります。
また、リコの友人ナットの出身でもある「岸壁街」は南区にあり、ここは建て増しを繰り返したスラム街で街の一部がアビス内にはみ出しています。
リコとレグが監視の目をかいくぐり、冒険へと旅立った場所です。
深界一層「アビスの淵」

オースの街、深度0mから1350mのエリアが深界一層通称「アビスの淵」です。
上昇負荷は軽いめまいと吐き気です。
リコたち見習い探窟家の赤笛が潜れる限界深度は550mで、滑落も危険生物の遭遇も比較的少ないエリアです。
ベルチェロ孤児院の経営費を稼ぐためにリコたちが遺物の回収をしているエリアです。
ここで採れる遺物の価値はさほど高くはありませんが、他国に売ればそこそこの値が付くため遺物の回収はリコたち孤児院のこどもたちの仕事になっています。
・瀑布式ゴンドラ・・深度50m〜580mに建設されています。探窟家たちが利用する昇降機です。
600メートル組は大ゴンドラを使っています。大きなゴンドラほど深く潜れるようです。
・星見の丘・・深度100m付近
・樹住まいの化石群・・・深度100m〜220m
化石の樹の群生地で、合掌のポーズをとっている2000年前の骸骨、通称「おいのりガイコツ」が埋葬されています。
ナットがベニクチナワに襲われているところをリコの笛で気を引き、助けた場所です。
本来はベニクチナワは一層には現れず、第三層に生息しています。なぜ一層にきていたのかは不明。
リコも危険な状況になりますが、無自覚のレグにより助けられました。
・標の樹
レグが眠っていた場所。
・石の方舟・・・深度600m付近。
深度820mあたりがリコとレグが岸壁街から真っ直ぐに降りたあたりです。
・風乗りの風車
一層と二層の境界にある風車。約4000年以上前に造られたもので、上昇気流を読むために使われていました。
これが一層の終わりの目印となっており、ここを過ぎると深界二層「誘いの森」です。
表層から深界四層まで幅広く生息する鳥。クチバシと一体になった硬い頭骨が特徴。
羽を広げると3メートル以上にもなります。
頭骨はオス同士の争いに使われ、頭突きによる闘いは文字通り火花を散らします。
肉が美味で、探窟家には食用として大変重宝されています。
頭骨はそのまま火打ち石になり、調理器具にもなるし器にもなります。
一匹いれば炊事から盛り付けまでできてしまいます。

深界二層「誘いの森」〜監視基地(シーカーキャンプ)〜天上瀑布

深度1350m〜2600mのエリアが深界二層「誘いの森」です。行くことも戻ることも難しくなるため赤笛が入れば「自殺扱い」となり、追手すら来ません。
上昇負荷は重い吐き気と頭痛です。
・眠りの菌床〜空の狩場
このあたりはアビスの中心に近いため、力場が強く生き物も獰猛で活発。
探窟家を襲っているナキカバネを見つけ、リコがさらわれますがレグの火葬砲により撃退しました。
主に深界二層に生息する大型の鳥です。大きな群れでコロニーを作り、全体を子育てをする習性があります。
見た目によらず、愛情深く雛から育てると人にもなつきます。
声帯模写を行う鳥でツチバシなどの社会性の高い獲物を連れ帰り、コロニー全体で鳴き声を覚えて狩りに利用します。
繁殖期には獲物を群れごとコロニーに呼び込んで狩りをすることもあります。
左右で大きさの違う目は空間把握能力に優れており、上空の敵も素早く対応します。
オスの方が風切羽が長い。肉は臭みもあるが美味。
くちばしは無く、発達した舌で獲物の内臓や肉をかじりとります。
翼を広げると幅が10メートルを越える個体もあり、大人でも簡単に運ばれるほどの力を持っています。

・逆さ森
木々は逆さまに生えており、滝が上に向かって流れ、風がめちゃくちゃに吹いている。
力場からの光があまり反射しないためかいつも薄暗い。
・地獄渡り
監視基地まで行くための橋。この辺りはアビスの中心から離れており生き物たちもおとなしくなっています。
力場が弱くなっているため上昇負荷も少し軽くなります。
・監視基地(シーカーキャンプ)・・・2540m
大ポルタという大木のウロ穴を利用して作られた探窟家のための施設。
無双の怪力を持つと言われている白笛の「不動卿」動かざるオーゼンとその直弟子マルルクが住んでいます。
リコとレグはオーゼンに「生存訓練」の特訓を受けることになりました。
・天上瀑布
深界二層の終点地点。
深界二層最下部、逆さ森の外側に生息している水棲生物です。
海外から持ち込まれた外来種が奇跡的にアビスの中で根付いたものであり、原産国では密林の水辺の王者と言われていました。
しかしアビスの大穴周辺にいる捕食者たちには敵わず、やがて力場の弱い逆さ森の奥に追いやられたと考えられます。
物々しい外見は、原産地ではある程度の擬態として優秀でした。
追いやられたとは言っても、原種より遥かに大きく進化しており、人間程度ならば一飲みにしてしまう獰猛な生き物です。(雑食です)
皮と脂肪が分厚く食用には適していませんが、解体及び適切な処置が可能であれば200人分は下らない、美味しい肉にありつけます。

深界三層「大断層」

深度2600m〜7000mのエリアが深界三層です。上昇負荷は平衡感覚の異常に、幻覚と幻聴が伴います。
大断層は空も飛べず、壁を走ることもできない人間は弱者となります。
壁に穴が開いているのでそこを辿ってリコたちは降りて行きました。
大断層の横穴はネリタンタンの巣穴になっており、探窟家もこの穴を通って下へと目指します。
深界三層の壁面の内側、縦横に張られた植物の根に生息する、可愛らしい小動物です。
ネリタンタンの生息する植物の根は、内側が空洞になっており葉(クッキーのように脆い)や花、果実も根の内側に生じます。
ネリタンタンはこの植物と共生関係にあり、糞と共に植物の種を運ぶ役割を持つとされています。
扁平な体は器用に変形するあばら骨によって形成されており、状況に合わせて細長くなったり空気を溜めて膨らんだりする様がみられます。
果実食のせいか肉は美味しくあらゆる料理に適しています。

南壁(緑の層〜幽霊根〜脂石の層)
・囚われの海賊船
深界一層でリコを襲ってきたベニクチナワのねぐらでした。
赤い蛇状の生き物で三層の岸壁に生息しています。
皮膜を使い気流に乗り、対岸まではほぼ直線で移動します。
栄養素を摂るためか、鉱物や遺物を腹に入れたがる習性を持っており、腹の中には数々のお宝が眠っていると考えられています。
皮膚のたくさんのイボイボで気流を読んでいます。肉は美味しくない。

深界四層「巨人の盃」〜ナナチのアジト

深度7000m〜12000mのエリアが深界四層です。上昇負荷は全身に走る激痛と、穴という穴からの流血。
ダイラカズラと呼ばれる巨大な植物がお湯を出しており、ダイラカズラが出す湯気と力場の光が混ざりお湯の色が青く見えるのです。
ダイラカズラを支えている幹の部分は別の植物になっており、現在広がっている植物は捕食器であり、2000年ごとに生え変わるのだと言います。
ダイラカズラが出す大量のお湯と、それを支える捕食器の形から「巨人の盃」と言われています。
この辺りは湿度が非常に高く、空間が青くなります。視界も悪く、ここに棲みつくタマウガチと呼ばれる獰猛な原生生物に探窟家たちが襲われて命を落としています。
深界四層、剣山カズラに生息する大型の猛獣です。
草食でダイラカズラに生える藻などを食べていますが、性格は獰猛そのもので数々の探窟家が命や手足を落としています。
体中の針に強力な致死毒を持ち、未来予知ができ、水上でも動きが速く瞬発力が高いです。
そのどれもがあらゆる鳥獣に致命的なダメージを与えるためのものであり、深界四層においてはもはや無敵の生物と言っても過言ではありません。
剣山カズラは探窟上重要なルートとなっておりますが、タマウガチはその直径1000メートル近くを縄張りとしていますので細心の注意が必要です。

・ナナチハウス
アビスの中心から離れたところにあり、力場が弱くなっているためこの場所では呪いはありません。
タマウガチの毒にやられ、逃げるために四層内をレグの腕で急上昇したために全身から流血したリコは死にかけます。
レグが号泣しているところにナナチが現れ、2人を自分のアジトに連れ帰りリコを助けてくれました。
・トコシエコウの群生地
リコの母、ライザが好きだったお花畑です。
- 剣山カズラ
- 酸の滝
- 枯れ水晶洞
- 粘り雲
- ハガネ化石群
- 螺旋氷柱
- 不屈の花園
- 林立の歪面石柱
深界五層「なきがらの海」〜前線基地「イドフロント」

深度12000m〜13000mのエリアが深界五層で通称「なきがらの海」と言われています。
上昇負荷は全感覚の喪失とそれに伴う意識混濁、自傷行為があり、ヒトがヒトのまま戻れる『最終地点』です。
アビス内部でも一番短いと言われているが、一番広くもあり、その広さはオースの何十倍もあるので果てが全く見えない場所です。
・前線基地(イドフロント)
深界五層の下部にあり、建物は何千年も前に祭祀場だった遺跡を利用しています。中央の塔部分に、深界六層「絶界行」行きの装置があります。
「黎明卿」ボンドルドが絶界行を管理しておりそのための施設です。
・絶界の祭壇
深界五層の最奥部にあり、ここが六層唯一の侵入口となっております。
リコとレグ、ナナチはここから「絶界行(ラストダイブ)」をします。
なきがらの海という名前の通り、潜水艦内の窓から無数の骨と冷えて固まった死体が沈んでいるのが確認できました。
深界五層の浮遊海に生息しています。水中の淀みを食べると言われている奇怪な姿の遊泳型水棲生物です。
内臓は頭の中に詰まっています。
粘液状の内臓を吹き付け、捕食者の動きを止め、逆に生きた盾として使う様子が報告されています。
ハマシラマを含む、五層の多くの水棲生物は上昇負荷の影響を受けないと言われており、表層の生物とは異なる感覚器を持っています。

不可侵の領域、深界六層に生息する羽虫。
ごくわずかな白笛からの報告でのみ存在が伝えられています。
深界四層内「不屈の花園」内で続発する行方不明事故が殲滅卿ライザの報告と酷似していたため、同種を「クオンガタリ」と断定します。
探窟協会は早急な調査対応を黎明卿ボンドルドに依頼しました。
四層まで上がってきた理由は不明となっており、あらゆるトコシエコウの群生地への広がりが懸念されています。
数万年前の化石からも出てくるアビスを象徴する「トコシエコウ」。クオンガタリはそのどこにでも咲くトコシエコウをデストラップに変えてしまいます。
擬態中は休眠状態になっていて、「力場の流れで意識を読む」ような深界の捕食者を欺きます。
深界六層「還らずの都」

深度13000m〜15500mのエリアが深界六層で通称「還らずの都」と言われています。
ヒトが決して帰ることを許さない『絶界』。上昇負荷は人間性の喪失もしくは死。
何かの結晶でできているようにも、街ごと化石のようにも見えるので大昔の地上が飲み込まれたのかと思うほどに不思議な場所。
超深層の生物なので生態のほとんどは分かっていない。深界六層に生息する巨大生物。手を出すべきではありません。内臓を損傷してもまるで衰えない攻撃性を持ち、生命力は不死身とも言われています。縄張りが被った同種のオスと激しく争う様子が書かれていました。食用に適しているかは不明です。
古い鱗が装甲のように全身を覆っています。古い鱗は力が加わると破裂して刺激性の毒物を噴射します。内臓にためた「つぶて」と分泌物を合わせたものを吐きつけて威嚇します。分泌物は衝撃で破裂して、石や金のつぶてと分泌物の熱波で周囲に大ダメージを与えます。爪は衝撃が加わると凄まじい強度になり、瞬間的に変化します。近い性質を持つ遺物が発見されていますが、関連性は不明です。

深界七層「最果ての渦」
深度15500m〜???mのエリアが「最果ての渦」です。
上昇負荷は確実な死です。
深層極点「奈落の底」
推定20000m以上
【まとめ】
今回は【メイドインアビス】のアビスの呪いの正体、各階層のまとめを記事にしてみました!
いかがでしたでしょうか?
私は原作漫画を現在9巻まで読了したところですのでこの先が気になって仕方ありません!
美しくも残酷な【メイドインアビス】は生きること、死ぬことの意味を深く考えさせてくれる名作です。
現在、アニメ2期「烈日の黄金郷」2話では原作漫画6巻39話「還らずの都」まで進んでいますよね。
今後、アニメが深界七層以降どこまで描かれるのかとても楽しみですね。
それでは最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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