こんにちは、たすです!
毎週金曜日に「めざましテレビ」内で放送されており、Twitter漫画として絶大な支持を受けている「ちいかわ」。
関連グッズの売れ行きも抜群で、企業コラボで販売されてもすぐに売り切れてしまうほどの超人気ですよね〜。
みなさま、ちい活楽しんでいるでしょうか?
私も初めこそ「ちいかわ」のことをなんか小さくてかわいいやつだなあ、くらいにしか思っていなかったのですがこの作品を読み続けていくうちにすっかり「ちいかわワールド」の虜になってしまいました!
今回はそんなちいかわワールドで、最も核心に近い存在である「あのこ」について考察してみたいと思います。
最後までどうぞお付き合いくださいね。
【ちいかわ】「あのこ」とは?初登場シーンはいつ?
「あのこ」とは?

ちいかわワールドには、ちいかわやハチワレやうさぎのような「ちいかわ族」と、「でかつよ」のように大きくて危険な生き物が存在しています。
キメラの「あのこ」はでかつよ側の存在ですね。
ちいかわたちにとっての討伐対象にもなっており、よく武器を持ったちいかわ族が討伐しに訪れては返り討ちに遭っています。
初登場シーンはいつ?
初登場シーンはこちら。
原作3巻「おっきい討伐」回で初登場します。
ドローンのような機械で運ばれるちいかわ・ハチワレ・うさぎ。それぞれ討伐時に使う武器を持っています。
ハチワレが「キンチョーしてきた…おっきい討伐…」と言っているところから初の大きな討伐であるとわかります。
あまりの怖さに泣いてしまうちいかわでしたが、ハチワレが優しく「だめそうだったらさーリタイアすればいいいよね」と声をかけます。
そこへ突然草むらからキメラが現れます。
討伐しようと立ち向かうハチワレでしたが、しっぽで軽くあしらわれてしまいます。
万事休すの大ピンチのはずのちいかわですが、キメラのあのこはなぜかちいかわのことを襲いません。
それどころか、ちいかわに何かを伝えるかのように道端のカエルを指差すのです。
ちいかわも何か伝えたそうな様子に気がついたのか、「アッ エ…?」とキメラの意図を考えようとします。
しかし恐怖と動揺でいっぱいだったちいかわにはキメラの指差すカエルがどういう意味を持つのか気づくことはできませんでした。
ここでどういうことなのかはっきりしないまま、うさぎがキメラのことを追っ払ってしまいました。
うさぎ、強いですね。
【ちいかわ】「あのこ」の中身は誰?
実はキメラの「あのこ」の正体について、明確になるまでにいくつかの伏線が張られておりました。
それらの伏線を回収しているお話によって、キメラの「あのこ」はちいかわと同じシール貼りのアルバイトをしていた「ピンクパジャマの子」であると考えられています。
ちいかわ、ピンクパジャマの子と出会う
原作3巻でちいかわがレモンにシールを貼る作業をしている回がありました。
その時に席が隣だったモブのちいかわ(モブかわ)が、職場にあるオフィスグリコからお菓子を取ってきて食べていることに、驚きと羨ましさの目を向けていたちいかわ。
オフィスグリコとは簡単に言いますと社内に置かれたお菓子の棚で利用者はカエルの集金箱にお金を入れて利用します。
ちいかわはこのオフィスグリコを利用したことがなかったので、隣のモブかわのお陰で単調なシール貼りという労働環境の中で仲良しができたこと、お菓子を食べられることに感動したことと思います。
さらに、もっと仲良くなる要素がありまして、なんとこのモブかわちゃんはちいかわの持っているピンクパジャマと同じ物を着てきたのです!
ちいかわと同じでポシェットの鎧さんの露店で買った物なのでしょう。ある回ではモブかわちゃんが鎧さんにパジャマのお礼の手紙を渡しています。
そういった事が重なり、ちいかわはこのモブかわである「ピンクパジャマの子」と意気投合。仲良くなっていきます。
この「キメラ初登場→ピンクパジャマの子がいなくなる」という流れで、「まさかキメラの正体はピンクパジャマの子!?」と気づいた読者さんはどれくらいいたでしょうか。
勘のいい読者さんは気づいていたのではと思いますが、私は全然気づかなかったです(笑)
「願わくばそうでなければいい…」と思っていたのですが、結論としてちいかわにとって残酷な展開となってしまいました。うう。
キメラの「あのこ」がピンクパジャマの子だと考えられる理由
キメラ登場直後の回で、ちいかわがシール貼りの職場でピンクパジャマの子の姿を探すけれどいない…という描写がありました。
その後しばらく何もなかったかのように日常回が続いたのち、原作4巻「あのこ」回で再びキメラのあのこが登場します。
相変わらず討伐対象としてちいかわ族に追いかけ回されるキメラのあのこ。
最初は武器で刺されたことに反応して軽く追い払うつもりだったのに、その力の強さでぶっ飛んでしまったちいかわ族を見て圧倒的な自分の強さに気が付きます。
この時点ではキメラのあのこが食べていたのは「赤い実」でした。
夜1人で赤い実を食べながら、今までの自分について思い出しています。
その回想にはオフィスグリコを通してちいかわと仲良くなったこと、ピンクパジャマを着ている自分のこと、楽しかった出来事もありました。
しかしそれと同時に悲しかったことや辛かったこと(ギチギチにやられた・辛い草むしりをしなければ生きていけなかった・落ち込んで布団で泣いていた…)も思い出しています。
ちいかわ族だった頃の自分は弱かった…。
この回ではっきりとキメラの「あのこ」がピンクパジャマの子であるということがわかりましたね。
あのこは最後に思っていたのは、討伐にきたモブかわたちを撃退した時のことです。
ぶっ飛んいくモブかわを思い出し、自分の強さを改めて実感したあのこは嬉しそうに笑っているのです。
まだ、ちいかわ族だった頃の記憶や意識は残っているようですが、今後心までキメラ化して本当のモンスターになってしまうのでしょうか?
弱い自分を変えたかったあのこと弱い自分のままでいる事を選んだちいかわとの対比
こちらの二つの回をご覧ください。
キメラの回は先ほどお話しした通りの回ですが、実はその直前に描かれていたのがこのちいかわサイドの回「ちいかわの夢」というお話しですね。
これは意図的にちいかわとキメラのあのこの対照的な選択の違いを炙り出したものと思われます。
ちいかわが魔法の力で妖精になった際、弱い自分を自覚していて「このまま自由気ままに妖精として暮らしたい」っていう気持ちがあったと思います。
そのままでいることもできたけれど、どんなに辛いことや生きる環境がシビアであっても「ハチワレやうさぎという仲間と一緒に過ごしていたい」という思いがちいかわに元に戻る選択を取らせました。
一方キメラのあのこにとって、ハチワレやうさぎのような存在がいなかった。ちいかわと仲良くなれたのも最近で、職場でたまにしか会えないということもありちいかわにとってのハチワレうさぎほどの絆を持った相手がいなかった。
辛いことが嬉しいことを上回ってしまっていた。弱い自分から強い自分になりたい思いがちいかわよりもずっとずっと強かった。
そんな理由でピンクパジャマの子は一人ぼっちで生きていくための強い力を求めてしまったのではないでしょうか。
【ちいかわ】「あのこ」がちいかわ族を食べたと思われるシーンについて
「あのこ」がちいかわ族を食べた直接的な描写はないのですが、おそらく食べたのであろうと想像させるような回がこちら。
問題のシーン
ちいかわワールドにはちいかわ族に対して友好的那「友好型」と、友好型と見せかけて実は危険な「擬態型」と呼ばれるモンスターがいます。
キメラのあのこはモブのちいかわ族と仲良さげに一緒に踊ったり、ニコニコした顔してちいかわ族を油断させています。
ところがちいかわ族が友好型と油断し武器を置いて近づいてきた途端、あのこは豹変します。
まさに獲物を狩る時の手段そのものですよね。
もうちいかわ族だった頃の過去の記憶も薄れかかっているような色合いになっています。
これは意識が「キメラの人格>元ちいかわの人格」に変化していることの表れでしょう。
キメラのあのこの目は冷たさすら感じ、ゾッとします…。
その直後に鳥が空を飛んでいる2つのコマがありますが、次のコマではあのこが「フー」と満足げに空を見上げ、それを見ていたでかつよが「ひーっ」とブルブル震え上がっています。
「あのこ」がちいかわ族を食べてしまったと思われる問題のシーンですよね。
私もこれは、食べたのだと思っています。
その後の「あのこ」は…
キメラのあのこはその後にでかつよと知り合いちょっとだけ仲良くなるんです。
もしでかつよの姿がちいかわ族だったらきっと捕食されるか襲撃されるかだと思いますが、流石に同じ図体のでかつよに対しては攻撃的な姿は見せません。
補足となりますが、でかつよも元はちいかわ族であったのではないかと思います。
理由は「返せッ」と言いながらモモンガを追いかけていたこと。
そのモモンガは「イーヤー ヤダヤダ」と言って逃げていたこと。
モモンガ初登場シーンでのセリフが「ついにやったぞ!」だったことなどがあります。
中身がちいかわ族であるでかつよはキメラのあのこに対して、(ちいかわ族をいたぶる行為を)「やめなよ…」と言います。
そして、「も…もしかしてとられちゃったの?からだ…」というでかつよの質問に対してキメラのあのこは首をフルフルと横に振って答えています。
「急にそうなったのォ!?」というでかつよの問いには答えていませんが、キメラのあのこは今の姿に納得しているということは見てとれますよね。
【まとめ】
それでは今回は【ちいかわ】に出てくるキメラの「あのこ」についての掘り下げ記事をまとめてみました。
ちいかわ原作1巻「キメラ」の回で、突然変異した小さいキメラが出てきたこともありますし、ちいかわワールドには魔女も存在しています。
どんな理由でキメラ化したのかははっきりとはわかりませんが、今後明かされる重要な核心部分であることは間違いないでしょう。
そして、読者の皆さんが一番心配している部分といえば、ちいかわがキメラの「あのこ」を元モブかわの「ピンクパジャマの子」だと気づく日は来るのだろうかということだと思います。
もし、気づいてしまう時がきたり、キメラのあのこをちいかわやハチワレが討伐することになったり逆に傷つけられてしまったりという残酷な展開になりませんように…と祈るばかりです。
ツノモブちゃんの仲間2人が食べられてしまった(?)回を見てハラハラとしています。
今後もちいかわたちが健気に生きていくちいかわワールドを一緒に見守りましょう〜!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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